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「ひだかミート 魚岸店」で日高ブランド肉を知る

2025.05.26

「今日のお昼どうするかなあ。弁当にするかなあ。でも、コンビニじゃなあ」と思い巡らせていた午前十時の新ひだか町静内。気になっていたお店「ひだかミート 魚岸店」を思い出し、訪ねてみた。

早速、豚丼を注文するも「これから作るんです〜」とおかみさんの声。お弁当だと思っていたら、テイクアウトメニューだった。確かに、看板にそう書いてありました…。少し待つけど、出来立てを食べられるのがテイクアウトの良いところですよね。そして豚丼、すぐに出てきました。せっかくの機会、お会計を済ませ、お店の取材をさせてもらうことに。

僕は日高歴が浅く、特産品のこともまだあまり知識がないのですが、車窓の外に広がる風景からも牧畜がさかんなのが見てとれます。今回お邪魔した「ひだかミート 魚岸店」では、日高ブランド肉の存在を知ることになりました。

ご主人がまず紹介してくれたのは「みついし牛」の切り身。見た目にも明らかに普通ではないお肉。パンフレットによると上物率97%、極上の霜降り肉とされています。

柔らかな食感と、甘みと旨みが感じられる脂身、それでいてあっさりとした味わいが特徴の「みついし牛」。オレイン酸を多く含む。

お次は「北大短角牛」使用のハンバーグ。ボリュームは手のひら大。

北海道大学・静内研究牧場の放牧地で育てられた牛の肉。赤身でしっかりとした歯ごたえ、濃厚な旨みが特徴。

この二つのブランド牛肉に加え、「ひだかホエー豚」の取扱いもありました。「ホエー」はチーズ製造の副産物。栄養素が豊富な飼料を与えることにより、臭みがなく柔らかい豚肉に。

2025年5月13日現在の小売価格。

精肉だけでなく、各種味付き肉も。こちらの肉は新冠町の「日高食肉センター」から届いているものだそう。

レジの横に、こんな切り抜きが貼ってあるのが見にとまる。

新ひだか町の静内農業高校では、オリジナルの蜂蜜やベーコンなど、さまざまな商品開発を行なっている。この記事は、ひだかミートと共同開発の「みついし牛スネ漬け込み肉」が特集されたものでした。自分と社会の接点を想像する体験を、若いうちに持つのは大切なことですよね。生産地での産学連携の実例に、思わぬところで出会いました。

商品全ては紹介できませんが、ラム肉や鶏肉、卵も揃っていて、発送用の伝票もありました。

店内にはイートインスペースがあり、メニューは丼物の他に「辛味噌ラーメンセット 小ライス&揚げ物一個(自家製チャーシュー厚め肉ど〜んっと一枚70g)」も。

自動演奏ピアノの軽やかな音が響き渡る店内。何故ピアノなのか、聞きそびれたのが悔やまれる。

生姜の効いた、脂にしつこさのない豚肉が美味。おまけに唐揚げをつけてくれました。ごちそうさまです!

ひだかミート 魚岸店

〒005-0017

北海道日高郡新ひだか町静内御幸2丁目1ー49号

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TEL: 0146-45-2983

​営業:月曜~土曜日 9時~18時

​定休:日曜日

​※諸事情により、営業時間の変更や臨時休業の場合があります

(Information)
ひだかミート 魚岸精肉店
御幸町2丁目1−49号
https://hidakameat.wixsite.com/website
https://maps.app.goo.gl/FCtjjzgJRwnL3Q8u9