Hi-MAG北海道・日高の
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from the poets #10

2025.02.28

気付けば from the poets(フロム ザ ポエッツ) も 【#10】!!! ありがとうございます!ときおりつうふう こと伊藤リョウスケです。どうやら【時折通風】はイマイチ画数が良くないと気付いたので平仮名の【ときおりつうふう】を採用する事としました。そんな事より、Hi-MAG一周年を記念した 北海道がテーマの 詩の賞。【道産詩賞(どさんし)】は皆様のお陰で、なんと〖全125通〗もの応募となりました!!ありがとうございました!!今回も変わらず、詩人:御徒町凧 と シンガーであり北海道観光大使でもある 佐藤広大 と共に番組をお送りいたします。

御徒町凧:「正直始めは、詩の X への投稿って想像出来なかったから、『数通しか来ないかもしれないよ?』って言ってて。編集部で「それでもやりましょう」って判断したくらいなんだけど、それにも関わらず、なんと!125通って!!なかなかの投稿量で驚いてます。その選考を三角(みすみ)さんと行う、三角さんは選考の経験あるんだけど僕は初めてなもので、ちょっとドキドキしながらワクワクしながら詩の選考をしようかなと。」選考会の様子はコチラ

そんな選考の発表はというと、3月23日(日)奏詩会vol.2という詩のイベントを札幌の「俊カフェ」さんで行い、そこで今回の 第1回 道産詩賞 の選考結果を発表するという事になっておりますので、お近くの方も そうでない方も、ちょっと気力を振り絞れば来られるという方々は是非 ご来場下さい

御徒町凧:「イベントの模様は世界に同時生中継(InstagramLIVE)をするという事になってます。遠くの人や来られない方はインスタで観てもらえたら良いなと。ちなみに前回同様、オープンマイクの企画なんかも考えていて、色んな詩に興味のある人が来てくれて自分の詩を読んだり人の詩を聞いたり交流の場が持てれば、なんて思ってるんで。広大も興味あったら顔だしてくれたら嬉しいなと。」

佐藤広大:「そうっすね!3月23日!札幌で開催されると。あれ?ときおりつうふうさん も?その時は?」

勿論、ときおりつうふう も居ます

佐藤広大:「喋ります?なんか朗読とかあります?」

御徒町凧:「最近歌うのよこの子、頼んでないんだけど。『ちょっと普通に読んでもアレなんで』ってとか言って。ねぇ?」

朗読会と言ったら皆さん 無音の中で淡々と 朗読する時間が続くので、慣れてない人はダレてくるかなと思って、空気を変えれたら良いなという気持ちで。自分が書いた詩にメロディーを付けて朗読するイメージで歌ってみたという事です。

御徒町凧:「どうでしたか?」

気持ち良かったですね。まぁ空気は変えれたのかなと思ってます。次は何しよっかな。

佐藤広大:「from the poets のイベントやりましょうよ今年は。一緒に公開収録もやれたら良いですよね」

御徒町凧:「おー凄い!嬉しい。我々は日高を盛り上げるべく、こうやって喋らせてもらってますんで、是非。」

という事でフロポエのイベント、公開収録についてはこれから煮詰めていきたいと思います。

そして番組恒例 詩の朗読:御徒町凧

佐藤広大:「これはどこで書かれたんですか?」

御徒町凧:「これは飛行機で書いた。この時の感じは、代々木公園のベンチに座っている時に この感じが ふとよぎって。詩想(ポエジー)っていうものって日々の中で ふっ とよぎるわけ、その ふってよぎったモノをキャッチするんだけれど、走り書きみたいにして書いておく。この時は記憶だったんだけど『ずっと被ってなかったニット帽を良く被っているこの冬って何なんだろうな』っていう、本当に淡い違和感みたいなものが、感情を言葉で形容 出来なくて、これは詩の形でその雰囲気を捉えたいなと思って言葉を並べていたの。だから詩って意外にそういう ささやか な自分の中での〖違和〗というところから生まれてきたりする。」

佐藤広大:「今回の詩なんですけど、いつもより少し短めじゃないですか?なんか詩って長さじゃない?んですか?」

御徒町凧:「長さじゃない、これは本当面白くて、例えば絵とかだとキャンバスの大きさでサイズって決まったりするじゃない?どっちかっていうと音楽に近いというか、自由詩って形式の無いものだから詩の終わり方を質問される事の方が良くあるんだけれど、僕の中では描きたいと感じているポエジー(詩想)っていうものが ボワーっと浮かぶじゃない?それを言葉というものでデザインしていくんだけど、ある段階で 〈パチン〉と音がするというか〈スチャっ〉と着地音がするというか『終わった』と思う時があるのね、それは一行で言えちゃったって時もあるし、書いても書いても形にならなくてこの詩はボツだってなっちゃう時もあるし。これは凄い不思議で、ある瞬間に ふっ て終われる時が。パチってデザインがFIXするって言うか、それは何度も書いてると、この感覚とか俺の言ってる事っていうのが分かってくると思うの。気をつけた方が良いんじゃないかな?と思うのは『こうしたい』というエゴ。自分の中でのビジョンみたいなものが先走っていくと、どんどん詩が〈コピーライト〉よりになっていくというか、分かりやすいし 良いねっ て言われやすいものかもしれないけど、自分の中にあった詩情からちょっとずつ離れていったりしてしまうと、良く思うんだよね。これはもう最後 公園のベンチっていう描写にたどり着いた時に『これ以上言葉を重ねるべきではないな』って思った。」

佐藤広大:「書いてみれば色々見えてくる事があるという事ですね、なので折角 Kさん(御徒町)がこのコーナーにいて下さってますから、リスナーの皆さんも何かしらの〈詩の質問〉だったりとか、引き続き「こんな詩を書いてみたんですけど、どうですか?」みたいな、そんなメッセージを番組宛てに送っていただけると。

道産詩賞に限らず、詩や歌詞にまつわる質問やメッセージを番組宛てに送っていただけると嬉しいです。きっと詩人:御徒町凧があなたの質問に対して紳士にお答えしてくれる。はず

↓ Hi-MAG ラジオCM

番組音声アーカイブはコチラから(準備が出来次第 掲載)

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from the poets は 毎月第3木曜日 22:00~ 佐藤広大の「from R&B」という番組内の1コーナーとして放送されています。