日高 拉麺処「静王」
旧JR日高本線の静内駅舎で営業する拉麺処「静王」さん。武原真一オーナーにお話を伺いました。


お店のパンフレットには、こう記されています。
”日高昆布拉麺 北海道小麦の自家製麺と日高昆布の旨味スープ”
「普通、和食では沸騰させずに昆布ダシをとりますが、静王では拉麺用にあえて荒っぽく煮立たせ、雑味を活かしたスープを作っています。自家製の麺は、道産小麦の全粒粉を使用しています。」
この日いただいたのは「日高昆布拉麺」。塩と醤油の中間くらいの味付けで、その名の通り昆布の旨味が口いっぱいに広がります。全粒粉麺の特徴もしっかりと味わうことができる、まさにオリジナリティ溢れる一品でした。

「味噌拉麺の方はこってりとした味付けですが、昆布の味を損なわないよう、味噌のブレンドは工夫しています。」

そのほか「日高昆布水つけ麺」や「日高昆布まぜそば」、ご飯もののサイドメニュー、季節限定の「日高昆布“蟹”拉麺」も用意されていて、どれもが「日高昆布」の名を冠しています。
「具にも地産地消を心がけていて、ホウレン草は地元静内産。今後は自家農園でネギやヒヨコも育て、卵は平飼い有精卵の使用に移行する予定です。」
元々は日高の東別でオーベルジュ(泊まれるレストラン)を経営していた武原さん。そのこだわりが随所に詰まった拉麺は、日高の土地の豊かさを堪能することができる一杯だ。
駅舎構内という場所への思いを尋ねてみる。
「実は、私は飛行機が大の苦手で。どこへ行くにも鉄道を使っていたので、日高線にはとても思い入れがありました。車窓からの景色も、とても美しいローカル線だったんです。それが、2015年の高波被害によって、突然、ラストランのセレモニーもないままに廃線になってしまった。惜しい気持ちがずっとありました。そこで、旧静内駅舎で開業することを決めました。4月18日には駅舎内に新店舗の甘味処『季波』もオープンします。」

『季波』で提供される「日高産完熟ミニトマトのソフトクリーム」をいただく。フレッシュなトマトの酸味が想像以上に強く、クリームの甘さとの相性が抜群だ。
「実は、トマトが大の苦手で。自分が食べられるトマトという観点から開発してみたんです。使っているのは有機肥料すら使用していない、自然に実ったトマトなんですよ。でも、私としては、完全に化学調味料無添加とか、オーガニックだったとしても、それをことさらに主張したくはないんです。なによりもまず、美味しいかどうか。それが結果的に体にも良いものであれば、と思っています。駅でバスを待つ学生さんや子供たちも多いので、おにぎりやサンドイッチも用意したいと考えています。」
食を通じて地域と健康に寄り添う「静王」と「季波」。ぜひ一度、味わってみてください!

営業時間:11時~15時(LO14時30分)水曜日定休
〒056-0016 北海道日高郡新ひだか町静内本町5丁目1番22号 旧日高本線 静内駅構内(新ひだか町観光情報センター’’ぽっぽ”)
URL:https://aquaponics-japan.com/shizuou/
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