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日高のネイチャーアクティビティ「HOA」

日高町、沙流川流域にあるネイチャーアクティビティのサービスを専門とするHOA(北海道アウトドアアドベンチャーズ)さんを訪ねた。

HOAさんでは春から秋にかけて約半年間楽しめるラフティングのガイドをメインとするほか、
バンジージャンプにも似たブリッジスイング、滝壺に飛び込むキャニオニング、渓谷を滑空するジップラインなど、非常に豪快なアクティビティが提供されている。

写真を見ているだけで細胞が疼いてくるよう。

写真提供:HOA

「プロのガイドのサポートで、普通はできないことを楽しんで欲しい」

そう話してくれたのはマーケテインング担当のオキーフ尚実さん。
ラフティングコースは清流日本一にも選ばれたことのある沙流川か、北海道一の激流と言われる鵡川が選べて、半日と一日のコースがあり、一日コースでは両方の川でラフティングをすることができる。文字通り日高の自然を全身に浴びる体験になりそうだ。

改装された旧小学校
オキーフ尚実さんと、お子さんの慧さん

HOAは平成10年に閉校となった小学校を改装して拠点としていて、創業から今年で28年目とのこと。とても可愛らしく改装された木造の校舎は、毎年少しずつ修繕を続けてきたという。古民家カフェのような雰囲気にオーナーの愛情を感じる。創設者でオーストラリア出身のご主人は、北海道がオフシーズンに入るとネパールやチベット、ブータンなどで、エクスペディションツアーのリバーガイドの仕事をされているそう。廊下には各地の旅を収めた写真が沢山飾られていた。

声をかけると笑顔で応対してくれた外国人スタッフのみなさん。
HOAではネパール人、アルゼンチン人、南アフリカ人の方々も働いている。
(Gurung Tek Bahadurさん, Shrestha Bidurさん, Terbalez Pabloさん, Upadhyay Rebati Prasadさん, Wagle Rajeshさん)

アクティビティの参加は1日50人くらいまで受け付けているそう。修学旅行の利用などもあるので、ラフティングのみであれば100〜200人での利用も可能だそうだ。

「常連の方の中には、グランドの端でキャンプをされる方もいます。夜は真っ暗になるので、星がすごいです」

近くには沙流川オートキャンプ場もあり、数日かけて日高のアウトドアを満喫するプランも組めそう。

エクイップメントショップも併設されており、オンラインでの販売も行っている。

「個人で少人数のツアーを企画し、利用してくれたイギリスの友人もいます。HOAでの遊びから、農作業体験をちょっとやったり、えりもの昆布漁体験、そして地元のの人々の話を聞くというツアー。いわゆるパッケージ旅行で企画されるような何か特別なものではなく、その土地の普通のものを楽しむという趣旨。日高の魅力は、良い意味であかぬけないところですから」
人気の観光名所を回るだけが旅じゃない。きっと、その土地を楽しむということを根本から考えたツアーの形なのだろう。新しい旅のヒントがそこにはありそうだ。

写真提供:HOA
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